24時間分の15分。

　
　
仕事終わりに、たかちゃんから電話があります。
それは、付き合ってるときも
付き合ってない今も、
変わりません。

朝と夜。
二回。

といっても、朝はななおがたかちゃんを
起こしてるだけなので、
通話時間1分も満たないです。
なので、ちゃんとお話できるのは
夜、たかちゃんが帰ってきてから。

東京に戻ってから
しばらくの間は、駅からお家に着くまでの
30分くらいと寝るまでの少しの時間
たかちゃんとななおはお話していました。

今は、たかちゃんがお家に着いて
お風呂に入って
ご飯を食べて
そのあとに、ななおです。
疲れてるから、しょうがないんだけれど、
すこしさみしいななおです。

お話して、
10分くらいしたら
たかちゃんが、眠いって言います。
んで、寝るわっていいます。
したら、ななおはやだーって、そして
さみしいよーって言っちゃいます。

んで、引き伸ばすけれど、
少ししたら、たかちゃんが寝るってまた言います。
んで、いじけたら、
またいつものパターン？はい。もう、寝るよー。っていいます。

24時間のうち、たったの15分のしかないんだよ。
たかちゃん、おやすみ。

そう言って
電話を切りました。